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嫌いな男
第9章 同窓会の夜
ベッドに横たえると、翔子はぼんやり目を開けた。

「ごーらきゅん…」

まだ酔いは覚めておらず、呂律も回らない。

「ここ、ろこ…?」

「俺の部屋だ」



鈴木に嘘は吐いていない。
ここはホテルではないし、"翔子の家に"送るとも言わなかった。



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