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プリンスの誘惑
第4章 ~腹黒王子~ (後編)
「では、続きをいたしましょ」
「え……?」
「お忘れですか? 今日はワタシとあなたの初夜だと。これから三日ワタシに抱かれて下さい」
「あっ……ま、んぅぅ……っ!」
「もう、待てません。アザレア、君の居場所はこれから先ずっと僕の腕の中だけです」
早まったかも知れない。
そう、思った時にはもう遅く……
わたしはシェードさまに抱かれてしまう。
「アザレア、君を愛しているということだけは偽りありません。僕と未来を描いて行きましょう」
意味あり気な言葉を残して────わたしがその事実に気づくのは三日たった後だった────