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それぞれの後編
第13章 サディスティック・マリッジ〜第八章・冬〜【これからもずっと】
ピンポンピンポンピンポンピンポン‼︎
朝から怒涛のチャイムが鳴り響く。
「……んー……」
薄っすらと目を開けた愛里咲。
ピンポンピンポンピンポンピンポン‼︎
鳴り止まないチャイムに気付き、慌てて身体を起こそうとする。
─────が、
「重い…」
愛里咲の上に覆い被さるように、琉が寝ていて動きが取れない。
昨晩は、あの後琉を心配した佐藤から電話があり、琉が元気だと知ると降りて来いとお呼びがかかった。
そのまま明け方まで佐藤に付き合わされ、琉は今だ撃沈中。起きる気配が全くない。
ガチャッ…
琉の下から、どうにか這い出た愛里咲。
部屋のドアを小さく開けると、グッとドア毎外へ引っ張られた。
「愛里咲ちゃん、おはよーっ‼︎ 」
テンションMAXの佐藤が、満面の笑みで愛里咲に挨拶する。
「おはようございます。佐藤さん、元気ですね」
佐藤も琉と共に明け方まで飲んでいた筈。なのに、早朝からいつも以上の元気さだ。
「うん? 興奮しちゃって一睡もしてない!」
ニカッと爽やかに笑う佐藤。よくよく見れば、目の下には隈が出来ていた。
朝から怒涛のチャイムが鳴り響く。
「……んー……」
薄っすらと目を開けた愛里咲。
ピンポンピンポンピンポンピンポン‼︎
鳴り止まないチャイムに気付き、慌てて身体を起こそうとする。
─────が、
「重い…」
愛里咲の上に覆い被さるように、琉が寝ていて動きが取れない。
昨晩は、あの後琉を心配した佐藤から電話があり、琉が元気だと知ると降りて来いとお呼びがかかった。
そのまま明け方まで佐藤に付き合わされ、琉は今だ撃沈中。起きる気配が全くない。
ガチャッ…
琉の下から、どうにか這い出た愛里咲。
部屋のドアを小さく開けると、グッとドア毎外へ引っ張られた。
「愛里咲ちゃん、おはよーっ‼︎ 」
テンションMAXの佐藤が、満面の笑みで愛里咲に挨拶する。
「おはようございます。佐藤さん、元気ですね」
佐藤も琉と共に明け方まで飲んでいた筈。なのに、早朝からいつも以上の元気さだ。
「うん? 興奮しちゃって一睡もしてない!」
ニカッと爽やかに笑う佐藤。よくよく見れば、目の下には隈が出来ていた。