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それぞれの後編
第14章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続1
毎年、蘭からむぅへのプレゼントは『手作りクッキー』
そこに、蘭がチョコペンでむぅの顔”らしき”ものを描くのが定番だった。
「えー、見たい見たい!」
「ダメ〜、むぅに最初に見せるのぉ」
「むぅに見せたら即、口の中だよ? 写メ撮らせて♡」
「ダメダメ〜」
蘭の手の中に大事そうに握られた、可愛らしいラッピングのされたクッキー。
それを指差しながらむぅの母親がお願いするが、蘭はなかなか首を縦に振らない。
「蘭姫様、素敵な笑顔で1枚だけ写真を撮らせて戴けますか?」
横からスッと現れた蘭の父親。
恭しく蘭の前に片膝を付いてそう言えば、
「……はぁい」
「おっ、さっすが蘭パパ!」
素直に頷いた蘭に、むぅの母親は思わず拍手した。
そこに、蘭がチョコペンでむぅの顔”らしき”ものを描くのが定番だった。
「えー、見たい見たい!」
「ダメ〜、むぅに最初に見せるのぉ」
「むぅに見せたら即、口の中だよ? 写メ撮らせて♡」
「ダメダメ〜」
蘭の手の中に大事そうに握られた、可愛らしいラッピングのされたクッキー。
それを指差しながらむぅの母親がお願いするが、蘭はなかなか首を縦に振らない。
「蘭姫様、素敵な笑顔で1枚だけ写真を撮らせて戴けますか?」
横からスッと現れた蘭の父親。
恭しく蘭の前に片膝を付いてそう言えば、
「……はぁい」
「おっ、さっすが蘭パパ!」
素直に頷いた蘭に、むぅの母親は思わず拍手した。