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それぞれの後編
第15章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続2
高校三年…この年の夏休みと言えば、
大学への進学を希望するむぅは勉強に忙しい。
夏期講習を終え、自宅のドアを開ける。
「ただいまー…」
「たっだいまぁ‼︎ 」
ため息混じりのむぅの声に続く元気な声。
付き合い始めて半年が過ぎた、お隣の蘭─────…ではなく、
「腹減ったぁ! お昼ご飯何?うっわぁ、また素麺⁈ 」
「煌太‼︎ 文句言うなら追い出すよ‼︎ 」
「うぇっ⁉︎ ごめんなさい! やっぱ夏は素麺っスよね⁉︎ 」
満面の笑みをむぅの母親に向ける男子高生。
秋村 煌太 [あきむら こうた]
夏期講習でむぅと同じクラスになった他校の高校三年生。
可愛らしい顔立ちの煌太は笑うと更に幼く見え、むぅと同じ歳には見えない。
人懐っこい性格でいつも周りには人集りが出来ている程。
だが、その ”来るもの拒まず” な愛想の良さが、勉強をしに通っている筈の夏期講習の妨げとなっていた。
大学への進学を希望するむぅは勉強に忙しい。
夏期講習を終え、自宅のドアを開ける。
「ただいまー…」
「たっだいまぁ‼︎ 」
ため息混じりのむぅの声に続く元気な声。
付き合い始めて半年が過ぎた、お隣の蘭─────…ではなく、
「腹減ったぁ! お昼ご飯何?うっわぁ、また素麺⁈ 」
「煌太‼︎ 文句言うなら追い出すよ‼︎ 」
「うぇっ⁉︎ ごめんなさい! やっぱ夏は素麺っスよね⁉︎ 」
満面の笑みをむぅの母親に向ける男子高生。
秋村 煌太 [あきむら こうた]
夏期講習でむぅと同じクラスになった他校の高校三年生。
可愛らしい顔立ちの煌太は笑うと更に幼く見え、むぅと同じ歳には見えない。
人懐っこい性格でいつも周りには人集りが出来ている程。
だが、その ”来るもの拒まず” な愛想の良さが、勉強をしに通っている筈の夏期講習の妨げとなっていた。