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それぞれの後編
第15章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続2
一方の蘭も、

「おばさんはいいの⁈ 煌太って遠慮なんかせずにガツガツ食べそう‼︎ 」

キッチンにいるむぅの母親の隣に行き、リビングのテーブルに着いた煌太に聞こえるように言い放つ。


「そうなのよ。気持ちいいくらい食べるの」

何故か楽しそうに話すむぅの母親に少しだけイラつきながらも、

「食費入れてもらったら?」

蘭はチラリと煌太を睨むように見た。


「男の子は食べて当然なの。そんなケチな事は言わないわよ。

だけど、旦那に息子3人でさえむさ苦しいのに、更に居候まで男なんて…」

はぁーっと深いため息を零すむぅの母親。


そして、

「煌太って音羽の彼氏なんでしょ? なら、音羽もうちに居候しない?」

「え?」

突然話を振られた音羽は驚いて目を見開いた。


付き合い始めてまだ2ヶ月。

(同室だなんて恥ずかし過ぎる)

ブンブンと首を横に振る音羽に、少しだけ期待の目で見つめていた煌太はガックリと首をもたげた。


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