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それぞれの後編
第15章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続2
トイレを済ませ、蘭は廊下でため息を零した。
(広い……広過ぎる……広過ぎて、戻る部屋がわかんない……)
持って来て良かったと、ポケットから携帯を取り出す。
ピピピ…と操作音を響かせながら、むぅに助けを乞う文章を作成していると…
「あれ? 煌太のお友達?」
背後から、澄んだ綺麗な声が掛けられた。
この声の主は絶対美人だ…と、変な確信を持ちながら振り返れば、
「─────…っ」
同じ女性の蘭ですら息を飲む程の美人。
瞬間的に、この人とむぅを合わせたらいけないと危機感を感じて携帯画面を閉じた。
「あ、もしかして、煌太の彼女⁈ 」
「いえっ!全然全く!煌太には興味ありません!」
「あはは」
笑った顔はフワリと華が開くようで、蘭はまた見惚れていた。
「煌太の姉の秋村 凛です」
目の前の美女はそう名乗り、フワリと笑う。
「あのっ、私、久遠 蘭です! 煌太の彼女の姉で、煌太の友達の彼女です」
テンパって何だかゴチャゴチャな自己紹介をした蘭に、凛はまたフワリと笑った。
「複雑〜」
「複雑ですか⁈ 大人の恋って感じ⁈ 」
「大人の⁈ うーん…」
首を傾げながらもクスクスと笑う凛。
(広い……広過ぎる……広過ぎて、戻る部屋がわかんない……)
持って来て良かったと、ポケットから携帯を取り出す。
ピピピ…と操作音を響かせながら、むぅに助けを乞う文章を作成していると…
「あれ? 煌太のお友達?」
背後から、澄んだ綺麗な声が掛けられた。
この声の主は絶対美人だ…と、変な確信を持ちながら振り返れば、
「─────…っ」
同じ女性の蘭ですら息を飲む程の美人。
瞬間的に、この人とむぅを合わせたらいけないと危機感を感じて携帯画面を閉じた。
「あ、もしかして、煌太の彼女⁈ 」
「いえっ!全然全く!煌太には興味ありません!」
「あはは」
笑った顔はフワリと華が開くようで、蘭はまた見惚れていた。
「煌太の姉の秋村 凛です」
目の前の美女はそう名乗り、フワリと笑う。
「あのっ、私、久遠 蘭です! 煌太の彼女の姉で、煌太の友達の彼女です」
テンパって何だかゴチャゴチャな自己紹介をした蘭に、凛はまたフワリと笑った。
「複雑〜」
「複雑ですか⁈ 大人の恋って感じ⁈ 」
「大人の⁈ うーん…」
首を傾げながらもクスクスと笑う凛。