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それぞれの後編
第15章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続2
「凛と蘭って、なんだか姉妹みたいね」

楽しそうに笑う凛に、女同士なのに蘭の心臓がドキドキと騒ぎ出す。


「本当の姉妹なら良かったぁ! そしたら、私も凛さんみたいに美人で抜群のスタイルで……”初めて” も堂々とむぅにあげられるのに……」

どんどん声の小さくなる蘭の背中を、励ますかのように優しく摩る凛。


「凛さんは大人の恋とかいっぱいしてそうですね」

自身のペタンコな胸と、目の前の豊満な胸を見比べて、蘭はため息を零す。


「………そんな事、ないよ?」

「え?」

ふ…と凛の笑顔が曇る。


「一生のうちでする恋は一つでいい。

私は、初めての人と添い遂げられたら素敵だって思ってる……」


どこか泣き顔にも見えるのに、その顔ですら美しいと思える。


「初めて好きになって…初めて付き合って……

初めてのキスに、初めてのエッチ…

そのまま……私の人生の最初っから最後まで蓮だけでいいのに…」


ツー…と、凛の頬を涙が滑り落ちた。


「凛、さん?」

弾かれたように凛に抱き着いた蘭。

「あ、ごめん!」

言いながら、凛はそっと零れた涙を拭う。


「蘭ちゃん…

”初めて” って大事だから、その時が来るまで大事にしなきゃダメだよ?」

優しい笑みに、

「……はい」

蘭も笑顔で頷いていた。



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