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それぞれの後編
第15章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続2
ゴク…

思わず生唾を飲むむぅ。

熱くなる呼吸を抑える事も出来ず、そこに顔を近づければ…


「─────…っ」


蘭の頬に伝わる幾筋もの涙に気付いてしまった。


「こ、わい…」

「っ……ごめん……」


その涙に気付けば…

もう、それ以上の事は出来ずに小さく震える蘭の身体を優しく抱き寄せる。


「っ、むう……ごめん……ごめん、ね?」

互いに謝り合いながら、せめて互いを想う気持ちが伝わるようにとキツく抱き締め合う。


「………ごめんな」

密着した身体に晒されたままの蘭の膨らみが当たり、

今だ熱の滾る下半身に気付かれませんようにと、むぅは身じろぎした。


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