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それぞれの後編
第19章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続3
「あー…高校三年のこの時期……小テストとはいえ……ヤバイーっ。お母さんに怒られるーっ」

頭は机にぶつけたまま、蘭はジタバタと足を踏み鳴らす。


「今回の小テスト、このクラスは余りに出来が悪かった!来週の水曜にまた小テストをやるからな。今度は倍以上の点数を取れよ!」

数学担任が声を荒げるが、クラス中からブーイングが返ってくる。


「難し過ぎるよ。むぅは?何点だった?」

顔だけをむぅの方へと向けて、涙目の蘭が問う。

「んー?満点から蘭の点数を引いたくらい」

涼しい顔で答えるむぅ。

頭の中で計算した蘭は、

「ええっ⁉︎ すごい‼︎ そんなに取れたの⁉︎ 」

ガタッと椅子を倒して立ち上がった。


ギロッ…数学担任からの睨みに、蘭は慌てて椅子を直して座り直す。

コホンと咳払いした数学担任は、

「……最下位は皆の想像通りだ」

と、余計な一言を付け足す。


クラス中から集まる視線に耐え切れず、

「じゃ、じゃあ最高得点は?やっぱりむぅ⁉︎ 」

蘭が聞けば、

「いや。高得点ではあったけど、最高得点ではないな」

数学担任が点数の一覧表を覗き込む。


ザワザワと騒めく教室内。

こうなると、蘭は聞かずにはいられなくなる。

「じゃあ誰?最高得点の人!」

数学担任の言葉を待つ教室内が静まり返った。



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