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それぞれの後編
第19章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続3
「あらまぁ!深雪のお友達⁉︎ 」
夕飯時、家に掛かってきた電話。
深雪の母親が余所行きの高い声で答えている。
(まさか……⁉︎ )
母親を見つめれば、嬉しそうにコクコクと頷いている。
(何が?何で頷く?)
眉間に皺を寄せる深雪に満面の笑みを見せて、
「どうぞどうぞ!なんならお母さんも一緒にどうぞ。土日にみっちりお勉強しましょう!」
深雪の母親は電話相手と勝手に話を進める。
「ちょっ…お母さん‼︎ 」
電話口へと駆け寄る深雪を制し、
「うちの隣の大学生?ああ!わかりました。声掛けておきますね」
そう言って、母親は受話器を置いた。
「お母さん‼︎ 深雪は勉強会やるなんて言ってないよ!」
そう言っても、
「でももう蘭ちゃんのお母さんとお約束しちゃったもの〜♡ 」
深雪が家に友達を連れてくるなんて中学以来か⁉︎ 母親は嬉しくて仕方ないようだ。
「翼がいいとは言わないよ!彼女に夢中だもん。この前もエッチ断られたもん」
深雪に友達が少ない訳がそれだ。
”運命の人” そう感じれば、そのまま恋に落ちる。
それだけならまだしも、”運命” を感じる相手が1人ではない。
何人もいる ”運命の人”
つまりは ”同時進行”
豊満な深雪の胸への憧れは、年頃の女子にとって やっかみ に変わる。
深雪にとって蘭は、久しぶりに裏の顔も見せられる友達だった。
夕飯時、家に掛かってきた電話。
深雪の母親が余所行きの高い声で答えている。
(まさか……⁉︎ )
母親を見つめれば、嬉しそうにコクコクと頷いている。
(何が?何で頷く?)
眉間に皺を寄せる深雪に満面の笑みを見せて、
「どうぞどうぞ!なんならお母さんも一緒にどうぞ。土日にみっちりお勉強しましょう!」
深雪の母親は電話相手と勝手に話を進める。
「ちょっ…お母さん‼︎ 」
電話口へと駆け寄る深雪を制し、
「うちの隣の大学生?ああ!わかりました。声掛けておきますね」
そう言って、母親は受話器を置いた。
「お母さん‼︎ 深雪は勉強会やるなんて言ってないよ!」
そう言っても、
「でももう蘭ちゃんのお母さんとお約束しちゃったもの〜♡ 」
深雪が家に友達を連れてくるなんて中学以来か⁉︎ 母親は嬉しくて仕方ないようだ。
「翼がいいとは言わないよ!彼女に夢中だもん。この前もエッチ断られたもん」
深雪に友達が少ない訳がそれだ。
”運命の人” そう感じれば、そのまま恋に落ちる。
それだけならまだしも、”運命” を感じる相手が1人ではない。
何人もいる ”運命の人”
つまりは ”同時進行”
豊満な深雪の胸への憧れは、年頃の女子にとって やっかみ に変わる。
深雪にとって蘭は、久しぶりに裏の顔も見せられる友達だった。