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それぞれの後編
第19章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続3
重なる唇は、激しさを増していく。
「ん…っ、ぁ…」
欲情のままに、
激情のままに、
その想いをぶつけてくるむぅの舌に、
蘭は必死に応えようと舌を絡ませる。
だけど…
「っ……は、ぁあ……」
慣れない大人のキス。
上手く呼吸が出来なくて、苦しさに蘭の瞳から涙が零れ落ちる。
付き合って4ヶ月…
蘭にはまだ、これが精一杯。
チュ…と小さなリップ音を響かせながら、むぅの唇が離れて…
名残惜しげにそれを追ってしまった視線を、蘭は慌てて逸らした。
ラッピングを解けば、中にはクッキーが2枚と…
「─────…っ⁉︎ 」
翼がくれたプレゼントを見たむぅの顔がみるみる赤くなっていく。
「え?何?これ、食べ物じゃないの⁉︎ 」
よくよく考えれば、食べてる口の中が光っても気持ち悪い。
だけど ”ゼリー” って…食べ物、だよね?
その正体を確かめたくて伸ばした蘭の手から、むぅは慌てて ”それ” を後ろ手に隠した。
「……知らなくて買ったのかよ?」
茹で上がりそうなむぅの真っ赤な顔に、つられて蘭の顔まで赤く染まる。
「あの、ね。翼くん…勉強教えてくれた大学生がね……むぅにって、くれたの……」
恥ずかしい…けど、その正体が気になって仕方ない。
チラッとむぅの後ろ手を気にしてみるけど、当たり前ながら蘭からは見えない。
そんな蘭の仕草に、
”翼くん” 蘭の口から溢れた男の名前に、
「……ムカつく」
むぅは小さく呟いた。
「ん…っ、ぁ…」
欲情のままに、
激情のままに、
その想いをぶつけてくるむぅの舌に、
蘭は必死に応えようと舌を絡ませる。
だけど…
「っ……は、ぁあ……」
慣れない大人のキス。
上手く呼吸が出来なくて、苦しさに蘭の瞳から涙が零れ落ちる。
付き合って4ヶ月…
蘭にはまだ、これが精一杯。
チュ…と小さなリップ音を響かせながら、むぅの唇が離れて…
名残惜しげにそれを追ってしまった視線を、蘭は慌てて逸らした。
ラッピングを解けば、中にはクッキーが2枚と…
「─────…っ⁉︎ 」
翼がくれたプレゼントを見たむぅの顔がみるみる赤くなっていく。
「え?何?これ、食べ物じゃないの⁉︎ 」
よくよく考えれば、食べてる口の中が光っても気持ち悪い。
だけど ”ゼリー” って…食べ物、だよね?
その正体を確かめたくて伸ばした蘭の手から、むぅは慌てて ”それ” を後ろ手に隠した。
「……知らなくて買ったのかよ?」
茹で上がりそうなむぅの真っ赤な顔に、つられて蘭の顔まで赤く染まる。
「あの、ね。翼くん…勉強教えてくれた大学生がね……むぅにって、くれたの……」
恥ずかしい…けど、その正体が気になって仕方ない。
チラッとむぅの後ろ手を気にしてみるけど、当たり前ながら蘭からは見えない。
そんな蘭の仕草に、
”翼くん” 蘭の口から溢れた男の名前に、
「……ムカつく」
むぅは小さく呟いた。