この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それぞれの後編
第19章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続3
ダダダダダーッ!

足音で、誰が来たのかわかる。

バン!

勢い良く開けられた部屋のドア。

そして、

「むぅ!ハッピーバースデー!」

飛び込んできた笑顔。


「……覚えてたんだ」

嬉しくて緩みそうになる口元を必死に隠して、むぅはぶっきらぼうに言う。


「当たり前でしょ!」

「蘭はバカだから、今日が何の日か忘れてると思った」

むぅの照れ隠しの言葉。

それを真に受けた蘭は、

「バカじゃなくなったの!解けたよ、数学の問題!」

嬉しそうにカバンを漁る。


「……イケメン大学生に教えてもらって?」

「うん!」

「……否定しないのかよ」

舌打ちするむぅに、

「妬いた?」

蘭は嬉しそうに顔を覗き込む。

「……別に」

顔を背けるむぅの目の前に、綺麗にラッピングしたプレゼントを差し出して、蘭は大きく息を吸い込む。


「お誕生日おめでと。むぅ……ダイスキ……」


最初はいつもの元気な声で。

最後は消え入りそうな小さな声で。

そして、真っ赤になって俯く。


「〜〜〜〜〜〜っ」

堪らず、

グイッ…と少し強引に、むぅは蘭を抱き寄せた。


/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ