この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それぞれの後編
第3章 身代わり妹〜第三章〜【聖夜】
「お母さん……⁉︎ 」
凛を初めて姉のお墓参りに連れて行ったあの日以来会ってない。
久しぶりに見る母は、白髪や皺が増え、前よりも痩せていた。
「美優…っ…‼︎ 」
呆然と立ち尽くす私に、母がガバッと抱き着いた。
「ごめんねっ……ごめんねっ‼︎ 」
涙声でそう繰り返す母。
「なんで……謝るの?」
─────なんで?
……何を?
意味がわからない。
母は私を抱き締める力を緩め、少し距離を取る。
そして、手にしていた紙袋から、可愛くラッピングされたプレゼントを二つ取り出した。
「これ、優太くんと凛ちゃんに……」
「え?」
母が姉以外の誰かに何かをプレゼントするなんて……。
全く想像していなかった展開に、私の頭は全くついていかない。
凛を初めて姉のお墓参りに連れて行ったあの日以来会ってない。
久しぶりに見る母は、白髪や皺が増え、前よりも痩せていた。
「美優…っ…‼︎ 」
呆然と立ち尽くす私に、母がガバッと抱き着いた。
「ごめんねっ……ごめんねっ‼︎ 」
涙声でそう繰り返す母。
「なんで……謝るの?」
─────なんで?
……何を?
意味がわからない。
母は私を抱き締める力を緩め、少し距離を取る。
そして、手にしていた紙袋から、可愛くラッピングされたプレゼントを二つ取り出した。
「これ、優太くんと凛ちゃんに……」
「え?」
母が姉以外の誰かに何かをプレゼントするなんて……。
全く想像していなかった展開に、私の頭は全くついていかない。