この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それぞれの後編
第3章 身代わり妹〜第三章〜【聖夜】
大きな声でお礼を言って、優太と凛がラッピングをほどいていく。
中から出てきたのは、優太の好きなヒーローの本と、凛の好きなプリンセスの本。
「これ……」
優太と凛が好きなキャラクター…何で知っていたんだろう……。
優太と凛が母に抱き着き、読んで欲しいと甘えている。
確かに2人とも人懐っこい方ではあるけれど、あの時は母の事をあんなに怖がって泣いたのに……。
それに…2人を見つめる母の瞳がとっても優しい……。
「凛ちゃんはシンデレラが好きなのよね」
母は、凛の事を”凛”と呼んでいる。
”美姫”ではなく、”凛”と……。
頭の整理が出来ずにいるのに、私の瞳からは涙が零れ落ちていた。
中から出てきたのは、優太の好きなヒーローの本と、凛の好きなプリンセスの本。
「これ……」
優太と凛が好きなキャラクター…何で知っていたんだろう……。
優太と凛が母に抱き着き、読んで欲しいと甘えている。
確かに2人とも人懐っこい方ではあるけれど、あの時は母の事をあんなに怖がって泣いたのに……。
それに…2人を見つめる母の瞳がとっても優しい……。
「凛ちゃんはシンデレラが好きなのよね」
母は、凛の事を”凛”と呼んでいる。
”美姫”ではなく、”凛”と……。
頭の整理が出来ずにいるのに、私の瞳からは涙が零れ落ちていた。