この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
それぞれの後編
第20章 サディスティック・マリッジ【あとがきのあと】
「勝手にイクなよ」

「─────っ‼︎ 」

ブンブンと首を横に振るのは否定を示すのだろうけれど、今だ愛里咲の中にいる琉の指には伝わっている。

小刻みに震え、押し寄せてくる肉襞が。トロトロと溢れ出す蜜が。

逃れようのない真実を琉の指に伝えてくるのに、

「い、イッて…な、い…」

真っ赤な顔。上がる息。そして、瞳の奥に揺れるのは ”期待”

それを見た琉は、フッと短く笑った。


「勝手にイッた上に、嘘までつくのかよ?」

「ごめっ、なさ……っ!」

震える声で紡ぎだした愛里咲の言葉は、グチュグチュと音を変えた水音が遮る。正確には、動きを変えた琉の指が遮った。


「───お仕置き…だな」


琉のその言葉に、愛里咲の身体を電流のような快楽が一気に駆け抜けた。

イッたばかりなのに、グリングリンと蜜口を抉るように、琉の指は容赦なく動き出す。


「や、ぁあ……ンッ……待って……」

足先に力が篭っていく。解放を待つ熱が、琉の指が刺激するそこへ集まっていく。

「いやぁ…っ…イク、も、イッちゃう!」

琉の指をもっと奥に受け入れたい。足先に力を入れて腰を上げたいのに…琉の左手にお腹を押さえつけられたままでは腰が上げられない。

「イキ、たいの…っぁあ、琉ちゃん…!」

拘束を解かれた後も頭上に上げられたままだった愛里咲の両手が、琉を求めて大きく広げられる。


「もっとぉ…もっと奥にぃ…」

下げ切られた眉毛。辛そうに細められた瞳からは、幾筋もの涙がこぼれ落ちては床を濡らしていく。


琉の口端が持ち上がり、その顔に愛里咲の欲情が爆発する。

「何が欲しい?」

「琉ちゃ、琉ちゃんが、欲しい!」

狂ったように泣き叫び、懇願するように必死に頭と肩を起こして琉に抱き着く愛里咲。

その仕草が、琉の欲情を滾らせていく。

/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ