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それぞれの後編
第20章 サディスティック・マリッジ【あとがきのあと】
「勝手にイクなよ」
「─────っ‼︎ 」
ブンブンと首を横に振るのは否定を示すのだろうけれど、今だ愛里咲の中にいる琉の指には伝わっている。
小刻みに震え、押し寄せてくる肉襞が。トロトロと溢れ出す蜜が。
逃れようのない真実を琉の指に伝えてくるのに、
「い、イッて…な、い…」
真っ赤な顔。上がる息。そして、瞳の奥に揺れるのは ”期待”
それを見た琉は、フッと短く笑った。
「勝手にイッた上に、嘘までつくのかよ?」
「ごめっ、なさ……っ!」
震える声で紡ぎだした愛里咲の言葉は、グチュグチュと音を変えた水音が遮る。正確には、動きを変えた琉の指が遮った。
「───お仕置き…だな」
琉のその言葉に、愛里咲の身体を電流のような快楽が一気に駆け抜けた。
イッたばかりなのに、グリングリンと蜜口を抉るように、琉の指は容赦なく動き出す。
「や、ぁあ……ンッ……待って……」
足先に力が篭っていく。解放を待つ熱が、琉の指が刺激するそこへ集まっていく。
「いやぁ…っ…イク、も、イッちゃう!」
琉の指をもっと奥に受け入れたい。足先に力を入れて腰を上げたいのに…琉の左手にお腹を押さえつけられたままでは腰が上げられない。
「イキ、たいの…っぁあ、琉ちゃん…!」
拘束を解かれた後も頭上に上げられたままだった愛里咲の両手が、琉を求めて大きく広げられる。
「もっとぉ…もっと奥にぃ…」
下げ切られた眉毛。辛そうに細められた瞳からは、幾筋もの涙がこぼれ落ちては床を濡らしていく。
琉の口端が持ち上がり、その顔に愛里咲の欲情が爆発する。
「何が欲しい?」
「琉ちゃ、琉ちゃんが、欲しい!」
狂ったように泣き叫び、懇願するように必死に頭と肩を起こして琉に抱き着く愛里咲。
その仕草が、琉の欲情を滾らせていく。
「─────っ‼︎ 」
ブンブンと首を横に振るのは否定を示すのだろうけれど、今だ愛里咲の中にいる琉の指には伝わっている。
小刻みに震え、押し寄せてくる肉襞が。トロトロと溢れ出す蜜が。
逃れようのない真実を琉の指に伝えてくるのに、
「い、イッて…な、い…」
真っ赤な顔。上がる息。そして、瞳の奥に揺れるのは ”期待”
それを見た琉は、フッと短く笑った。
「勝手にイッた上に、嘘までつくのかよ?」
「ごめっ、なさ……っ!」
震える声で紡ぎだした愛里咲の言葉は、グチュグチュと音を変えた水音が遮る。正確には、動きを変えた琉の指が遮った。
「───お仕置き…だな」
琉のその言葉に、愛里咲の身体を電流のような快楽が一気に駆け抜けた。
イッたばかりなのに、グリングリンと蜜口を抉るように、琉の指は容赦なく動き出す。
「や、ぁあ……ンッ……待って……」
足先に力が篭っていく。解放を待つ熱が、琉の指が刺激するそこへ集まっていく。
「いやぁ…っ…イク、も、イッちゃう!」
琉の指をもっと奥に受け入れたい。足先に力を入れて腰を上げたいのに…琉の左手にお腹を押さえつけられたままでは腰が上げられない。
「イキ、たいの…っぁあ、琉ちゃん…!」
拘束を解かれた後も頭上に上げられたままだった愛里咲の両手が、琉を求めて大きく広げられる。
「もっとぉ…もっと奥にぃ…」
下げ切られた眉毛。辛そうに細められた瞳からは、幾筋もの涙がこぼれ落ちては床を濡らしていく。
琉の口端が持ち上がり、その顔に愛里咲の欲情が爆発する。
「何が欲しい?」
「琉ちゃ、琉ちゃんが、欲しい!」
狂ったように泣き叫び、懇願するように必死に頭と肩を起こして琉に抱き着く愛里咲。
その仕草が、琉の欲情を滾らせていく。