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それぞれの後編
第21章 青天の霹靂
「……なぁ」

「ん?」

思いつくままダラダラと文章を繋げてようやく2枚目の終わり!

そんな時、不意にかけられた声に顔を上げれば、ドキッとするほど真剣な琉ちゃんの顔。

な、何?心臓爆ぜそうなんだけど……


「社会人になった時、愛里咲の隣には誰が居んの?」


……え? 

ん?どういう意味?

社会人に、なった時……?


「琉ちゃ……っ‼︎ 」

近付いてくる丹精な顔。思わず目を瞑れば、嫌でも唇に神経が集中する。

あ、もう……唇が触れ合う……そんな気配を感じた時、

ガラッ

無遠慮なドアの音。

そして、

「下校時間過ぎてるわよ!」

声を荒げた先生が入って来た。この前、琉ちゃんに頬を緩めてた女性教師だ。


「すみません」

そう言って、何もなかったかのようにスッと立ち上がる琉ちゃん。

私なんて!顔が茹で蛸のようなのに!心臓破裂しそうなのに!

「先生、最近スカート履いてる日多いですね」

なんて、普通の顔して先生と話してる琉ちゃんが憎い!

嬉しそうに話し返す先生も憎い!


 「年齢的に女らしい色合いが難しくて……毎朝すごく悩むのよ」

「へぇ、意外。いつもおしゃれに着こなしてるなって女子たちも噂してますよ」


〜〜〜〜やっぱり天然のタラシだ!

社会人になるまで私との付き合いが続いてる訳ない!

社会人になった私の隣には、きっともっと優しくて素敵な彼がいるに違いない!


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