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お義父さんといっしょ〜変態日記〜
第1章 始まりの話し
「お義父さん、ご飯できたよ〜」

「すぐ行く」

ひぐらしが鳴く薄暮の柔らかな山際から吹き下ろす

昼間の温度を残したまとわりつく風が

汗ばむ首もとを撫ぜていく。

台所から食卓のある居間に豚カツを運んでいく。

その日はお義父さんの大好きな豚カツを汗だくになって揚げた。

私とお義父さんの分のビールも並べた。

「おー、豚カツか!」

庭で何かしてたのか、お義父さんも汗だくだった。

「お風呂が先が良かったね」

「いやいや、豚カツ冷めないうちに食べたい」

「今日も暑かったね。乾杯しよ。」

缶ビールをプシュッと開けてぶつけ合った。

お義父さんは喉を鳴らしながら本当に美味しそうに飲む。

一つ目の豚カツをパリパリとコロモをこぼしながら齧り付いて

「あっつ」

「本当に好きよね。火傷しないでね。」

「舞ちゃんの豚カツは本当に美味いね」

ハフハフしながら息もつかずに頬張っていた。

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