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第7章 ７

そうやって舌の表面を、“ウラスジ”にゾロゾロと擦り付ける――早苗はやはりこれを何度か繰り返した。

ここでも早苗の両目は――“半開き”でありながらも――しっかりとマサムネの顔を見ている。

またマサムネも、早苗の顔をしっかりと見返している――二人はペニスを間に挟んで、見つめ合っている訳だ。

だから、当然ながら早苗は、今の自分の――“あっかんべえ”のように出した舌の上にペニスを載せて、さらには目を半開きにしている――そんな“間の抜けた”顔を、マサムネに見届けられていることを承知しているに違いない。

しかし早苗は自分の、そんな“間抜け”な顔もまた、マサムネを一入（ひとしお）に喜ばせることを、果てはマサムネに十二分に“媚を売る”に足ることを、きっと知っている――涼子はそう思った。

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その次に早苗は、マサムネのペニスの左側に顔を移した。

早苗はまずは肉茎の左面に――とても愛おしいものにそうするように――何度か丁寧に“頬ずり”した。

その後、唇をうっすらと開いてから、少しだけ舌を出して、そのうっすらと開いた上下の唇で、それを挟んだ。

そんな具合で――上唇、舌、下唇という“三つの柔らかい部分”を重ねてから、それを肉茎の左面に――根元から亀頭に向けて――ツーーーッ、と丁寧に這わせた。

その“三つの柔らかい部分”で構成された口元が亀頭に到達すると、早苗はそこで折り返して、今度は根元に向けて口元を滑らせながら、それを肉茎に擦り付ける。

根元に戻れば、再び亀頭に向けて口元を走らせる。

その要領で早苗は――まるでハーモニカを吹いているような動きで――三つの“柔らかい部分”で構成された口元を、肉茎の左面で往復させた。

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しばしそんな愛撫を加えた次は、早苗は亀頭を唇で包み込んでレロレロッ、と舐め回して、それからペニスを喉元まで咥え込む形で、肉茎に密着させた唇をそこに擦り付けた。

然る後、早苗は“三つの柔らかい部分”の口元による愛撫を、今度はペニスの右面に与えたのだが、早苗がそれを始めたすぐ後、ヒデアキの怒鳴り声が、体育倉庫に響いた。