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第3章 夫婦の秘密～茉莉亜＆秀弥編

『茉莉亜が悠子さんに会いたいんだろ？』



秀さんには叶わないな…。



『そう、私が会って見たくなっちゃったの。

写メ見せて貰ったら凄く可愛くて実物も見たくなっちゃった…ﾌﾌｯ(笑)』



『また、悪い癖がでたね…ﾊﾊｯ(笑)』



茉莉亜はとにかく可愛い物が大好きで、それは物でも人でも変わらなかった。



『あら…


でも、きっと秀さんも気にいるわ！


正人…



礼斗(ﾗｲﾄ)に雰囲気が似てるから……』



秀さんは凄く驚いた顔をして私を見た。



きっと、礼斗の名前を言ったから驚いたのね。



『茉莉亜…



どういうことだ…



何で…』



明らかに動揺しているのが分かる。



『秀さん、礼斗もういないのよ…


あれからもう14年よ…


もう…

自分を許してもいいんじゃないのかな…。』



私は今まで黙ってきた自分の気持ちを秀さんにぶつけた。