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夫婦で妊活旅行に行く話
第10章 妊活旅行の最終日…
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あの後…またえっちして…
お約束の様にして
夫婦で仲良く寝落ちをしてたら
いつの間にか朝になっていて
透真と一緒にシャワーを浴びて
身支度を整えて荷物を纏めると
朝食を済ませて チェックアウトした
「ねぇ、透真。
今日はさ、このまま
三田に、まっすぐ帰っちゃうの?」
「え?明日は土曜日だしさ。
わざわざ、折角白浜まで来たんだからさ。
らしいかどうか知らないけど。
もうちょっと、和歌山楽しもうよ。
お土産も、もうちょっと買いたいしさ」
ののかの言葉に透真がそう言うと
宿泊したとれとれヴィレッジの
道路を挟んで向こう側にある
大きなマグロが目印のと
れとれ市場に移動して
大きな市場の中をふたりで探索する
「市場って言うから、魚とかばっかりだと
思ってたけど、ここは、観光市場だから
和歌山のお土産屋さんも沢山あるんだね」
巨大なパンダから小さいパンダまで
ずらっとパンダのぬいぐるみが
並べられている天井まで届きそうな
お土産物屋の棚を見上げながら
ののかがそう言うと
「あれ、あれ。ののか、あれ凄くない?
梅干しの店、めっちゃ梅干しばっかじゃん」
店内には色んな種類の梅干しがあって
一粒から欲しい自分の買いたい
梅干を買えるみたいだった
「自分にお土産の梅干し、買うの?」
「白ご飯に合うじゃん?梅干し。
ののかは、何か買いたい物あるの?」
「やっぱり、和歌山だから、柑橘系とか。
後は、そうだな。お菓子なら
かげろうかな?かげろう有名だよね?
あ、湯浅醤油も有名だよね?ちょっと
いい、お醤油買って帰る?
お家にあったら、醤油お料理に使えるし」
そう言いながら 魚以外を
売っている市場の中をあれこれと見て回る
「折角だしさ、魚も見る?
マグロの柵でも買って帰ってさ
家でマグロ食べたりする?」
「あ、透真、見てよ
柵じゃなくてもお寿司あるよ?
ってこれ、大トロだよね?凄い綺麗な
大トロのお寿司ある。美味しそう。
と言うか、見てるだけで
食べなくても美味しいのが分かるね」
鮮魚の店で売っている寿司には
マグロの寿司だけでなく
普通に握りの詰め合わせもあって
「昼飯用に買って行っとく?お寿司」