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ダンシング・クィーン
第11章 康子

栄治からその夜 ラインが康子の携帯に入り

・・・今日はありがとうございました 
   また面白い本が有ったら教えて下さい
   次に早く終わる日は?・・・

康子は二冊程紹介して 次は金曜二時と伝え 
同じ喫茶店で話をする約束を 

栄治とお茶を飲みながら 読んだ本の話をしていると 
楽しく成り笑いだしていた 
栄治と話していると時間が速い 彼の目は康子を見つめ 
視線に思わず目を 伏せてしまう
明日は?と聞かれ 

「 家に居るだけ 子供も手がかからなくなったから 」
愚痴の様に話してしまう

「 お昼は 少し時間有りますか? 」
尋ねられた

栄治に上野で絵画展をやってるので どうかと誘われ 
誘う時 栄治は真剣な目で見つめて来る 
思わず目を反らすが 心臓の鼓動が早くなった

お昼だけと何処かで自分に言い聞かせ 
11時に上野の駅で待ち合わせた 

前夜 夫は帰ると明日はゴルフと 道具を持ち出して
クラブを拭いていた

・・・泰三は・・・

・・・康子と 待ち合わせて上野で絵画展を見ると・・・ 
栄治から受け取っていた 

家に帰り ゴルフの用意をしながら康子を見るが何も言わず 
普段通りの康子が居る

康子が約束の時間に 駅に着くと栄治が嬉しそうに近寄って 
早いですけどと お蕎麦嫌いですか?
公園の傍の店に向かった 店の前の椅子に並び
30分ほど待って 店に入った 
栄治が ここは、お昼は1時間以上待たないと入れないんで 
美味しいから康子に食べさせたくて 
11時にしたと嬉しそうに康子の目を見ながら話す

栄治の視線に 気持ちが昂る 
気持ちを抑える様に 表情を変えない様 答え 
絵画展に足を運び その日は駅で別れた 

栄治と別れホームを歩く間, 背中に栄治の視線を感じ続け 
思わず溜息を漏らしていた

泰三は康子が栄治と絵画展に行ったと 
プレーの途中で受け取っていた

泰三はその日家に帰り 普段と変わらない康子を見て 
今日どこか出かけた?と聞くと 

「 買い物に出ただけ 」
夕飯をテーブルに並べ子供達に 
声を掛け食事を進めている

普段と変わらない康子の姿だった
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