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未熟の淫情
第4章 女性セラピストへの道

 「フフッ…ほら、美結ちゃん、見て!上手くイッたわ!
タケルさんったら、勢い良く出し過ぎて、あんな処にまで飛ばしちゃって…」

 「…スッ、スゴィ…」

祝砲の様に、二発、三発とタケルのイチモツから打ち上げられた白い花火に
奈央と美結が顔を綻ばせる…

嗅覚、味覚と触覚以外の五感が勃て続けに刺激され、タケルはあえなく撃チンしていた…

 「美紀さん、どうです?時間はまだ全然余裕ですよね?」

美紀が手許の時計を確認すると…タイムは2分58秒…

奈央の宣言通り、3分を切るギネス記録をも狙えるかの様なズバ抜けた早さだった…

 「そうね…こんな早いんじゃ、認めざる得ないわね…とりあえず、最初の試験は合格よ」

見事、第一関門を突破し、美結はホッと胸を撫で下ろす…

一方、各々一度絶頂に達した男達は三者三様、複雑な表情で勃ち竦んでいた…

 「フフッ…皆さん、如何でしたか?今、身を以て体験して頂いて
解って貰えたと思いますけど…男の人って、早く射精しちゃイケないって思えば思う程、
逆にイキ易くなってしまって、いとも簡単に射精しちゃうモノなんですよ」

 「…」

美紀の講釈通り、三人共あっさり暴発射精してしまったのだから、グウの音も出やしない…

 「それにしても、タケルさんは量が少し足りない様ですけど…
コレって、ホントに10日間禁欲してくれてました?」

タケルが吐出した精液はマサキとカズマに比べ、半分にも満たなかった…

美紀の妖しい千里眼で見抜かれると、隠し切れやしない…

 「…す、すいません…実は5日目の時にどうしてもガマンできなくて、つい一度…」

 「なるほど…やはり、そうでしたか…」

タケルが白状し、最期までイキ残った訳にも納得がイク…

 「約束を破って、私達を騙そうとした事は見過ごせませんね」

 「ほ、本当にすいません!…で、でも、童貞だというのは、嘘じゃないんですッ!
許して下さい!」

慌てて土下座までして、必死に謝る姿を見れば、真実なのだろう…

 「…解りました…そこまでするなら、今回だけは特別に見逃しますけど…
でも、その代わり、タケルさんにはこの後、何かしらの方法で罰を受けて貰いますし、
勿論、ご褒美のお掃除フェラもありませんから…」

 「…」

この時、タケルは人を騙しちゃイケないという基本的な事をつくづく痛感させられていた…
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