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煌めく波濤(はとう)
第1章 煌めく波濤
 9

 今までの俺は…

 いや、ほんのさっきまでの俺は…


 打てば響く太鼓の様に敏感に喘ぎ、淫靡な艶気と妖艶さを醸し出してくるような、大人の女、女性が好み、タイプであり…
 本当にこの若さ、幼さ、経験的な未熟さの高校生等には見向きもしなかったのだ。


 だが…


 こうして、今、この俺に抱かれている碧のこの反応、喘ぎが…

 いや、この未熟さが…
 逆に俺の心を、スケベな男心を激しく疼き、昂ぶらせてきていた。
 
 そして逆に未熟さが故に…

 俺がこの碧を感じさせてあげたい、昂ぶらせてあげたい…

 いや、気持ち良い快感を導いてあげたい…
 等、男の、男心の昂ぶりの欲求がどんどんと湧き起こってくるのである。

 いや…

 とにかく…

 碧が可愛いくて…

 愛しくて…

 堪らなくなってきていたのだ…


 そして俺は乳首を舌先で弄りながら…

 碧の下半身へと指先を導いていく…


「はぁ、んっ…ん…ぁ…ゃ…」

 自らの太腿を碧の両脚の間に割り込ませ、股間に隙間を作り、パンティの上から軽く指先をなぞっていくと…

「んっ…ゃ…ん…ぁ……」
 スッと俺の手首を掴んできたのだ。

「………」
 そして俺は顔を上げ、碧の目を見る。


「……ぁ……ゃ……」
 碧は目を潤ませながら見つめ返してくるのだが…
 ハッキリとした拒絶、拒否の目の色はしていない。

 恥ずかしい…
 いや、どちらかといえば揺らぎの目だ…

 違う…

 そう…

 戸惑いの色だ…


「…ぁ……ぁぁ……」

 その揺らぎ、戸惑いの目、表情が更に、ますます心を昂ぶらせてくる。

 そして…

 大丈夫だ…
 と、いう想いを目力に込めて、見つめ返す。

「…ん…ぅ………ん……」
 碧はそう喘ぎ、目を閉じた。

 俺はそのまま、指先を股間のマチ部へと這わせていく…

「…は…ゃ…んん……」
 既にパンティの股間はびしょ濡れになっていた。

 びしょ濡れ…

 それは昂ぶりの証し…

 もう迷わない…

 人差し指の指先を伸ばし、マチの隙間に忍ばせていく。







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