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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
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「さぁ、次は駿のを舐めてあげるぅ…」
 ズキズキと疼きが昂ぶってくる。

 そして葵さんは僕のスカートを脱がし、ストッキングを下ろしてきた…

「あらぁ、駿もビンビンねぇ」

「あ、は、はい…」

 そう最近の僕は、まず葵さんの部屋に入るとすぐに女の子になるんだ…
 そしてその洋服は沢山葵さんに買ってもらい、いつの間にかに用意された僕専用のクローゼットに仕舞ってある。

 そこで、たいがいはストッキングとスカートを好んで穿く…
 もちろんストッキングは直穿きであり、これは葵さんからの命令に近い。

「うふ、本当に駿はストッキングが好きなのねぇ」

 そう、このストッキングにスカートという組み合わせは、僕の中での女の子の絶対条件なんだ…
 だって、男はスカートやストッキングは絶対に日常では穿かないから。

 だからこの組み合わせを穿くと、すぐに女の子の気持ちに切り替えができるんだ…
 そしてストッキング直穿きの快感と、スカートの快感が堪らなくなってきていたんだ。


「はあうぅ…」

 ジュル、ジュボ、ジュルル…

「あぁぁ…」

 あ、葵さんだって、舐めワザが格段と上がている…
 僕のウィークポイントを的確に、そして執拗に攻めてくる。

『駿、気持ちいい?』

 え…

 突然、僕の心の中にそんな葵さんの声が聞こえた様な気がしたんだ。

 そして慌てて舐めてくれている葵さんの顔を見る…

『気持ちいいの?』

 え、あ、まただ、また聞こえた気がした…

 だが、目がそう語っているんだ。

 だって…

 気持ちいいから…

 堪らないから…

 その葵さんの声は、僕自身が彼女の目を見て勝手に自分の中っ想像し、作りあけた声なんだ…

「あ、あぁぁ…」
 その証拠に、蕩ける様な、痺れる様な激しい快感が湧き起こり…
 瞬く間に射精感が溢れてきた。


「あっ、あ、葵さぁん」

 僕はそう叫び…

「あっ、ううっくうっぅぅ…」

 葵さんの口の中で爆発してしまう。

「あっくうぅぅ……」




 
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