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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…

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「あ、ありがとう……駿…
 で、でもさぁ…
 わたしはさぁ、女性、いや、本当の女じゃないですけどぉ…」

「え、い、いや、葵さんは…
 僕には女性なんですっ…
 本当の、いや、それ以上の女性なんですっ…」

 僕は、言葉でも、心の中でも、そう叫んだんだ…

「あ…うぅ…し、駿……」
 すると葵さんは目を潤ませて僕を抱き寄せキスをしてきた。


「ありがとう…
 駿、ありがとう、愛してるわ…」
 そして更にきつく僕を抱き締め、唇を貪り…
 ねぇ、二階の部屋に行こう…
 と、僕の心にそう囁いてきたんだ。

「さぁ、駿、駿のままで愛してあげるわぁ、いいでしょ?…」

「は、はい…」

 男の子の駿の姿のまま、こうして葵さんと愛し合うのは…
 去年のクリスマスイブ以来、半年振りであった。

「さぁ、しゅん、おいで…」
 そう囁き仰向けに寝かし、上からキスをしてくる。

 そして葵さんはいつの間にかに制服のブレザーとブラウスと、スカートを脱ぎ、パンストとキャミソール一枚の姿になって…

「あぁ、しゅん…」
 キスをしながら僕の制服のワイシャツを脱がせてきた。

「あ、葵さぁん」

 ピチャ、ピチャ…
 僕の唇を、舌先を貪り、器用にワイシャツのボタンを一つ一つ外し…
 ズボンのベルトを外し…

「あっ」
 スルッとズボンと一緒にパンツまでをも脱がせてきた。

 ブルンッ…
 その瞬間僕のチンポが反り返る。

「ほらぁやっぱりぃ、前より大きくなってるぅ」
 
 これも葵さんのお陰だし…

「うぅ…」
 そしてチンポを握ってくる。

「うわぁすごぉく熱いわぁ」

 久しぶりに女装せずに抱かれているから、逆になんとなく恥ずかしい…

「男の子の駿のチンポは久しぶりだわぁ」
 葵さんは僕のチンポを握り、ゆっくりとシゴキながらそう囁く。

「いつもはさぁ…
 おちんちんのある女の子のおちんちんだもんねぇ」

「は、あぁ、は、はい」

 クチュ、ニュチュ…
 先走りで濡れているから、湿った音が聞こえてくる。

「はっ、あぁっ」

 すると葵さんは完全に僕の上を跨ぎ…

 ビリビリ…

 自らのパンストを破り、チンポをその穴から出して…

「え、あ、うっ、んんっ」

 なんと、自らのチンポと僕のチンポを合わせて握ってきたのだ…

 いわゆる『兜合わせ』という性技である…



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