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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第36章 『卯月からのクリスマスプレゼント』 後編

「じ、仁さん…、
凄い綺麗な音色ですね。
ピアノの生演奏…してますよっ」

『でも…、ジャズアレンジされてるけど
真奈美ちゃんも知ってる曲だと思うよ』

ジャズなんてわかりませんよと慌てている
様子の真奈美ちゃんにそう言うと、
真奈美ちゃんもその曲に耳を傾けていて。

「あ…、クリスマスソング…」

『クリスマスコンサートか
この季節に教会でしてたりするけど。
まさかこんなところでクリスマス
ジャズコンサートに来た気分になれるとはね。
それも……演奏者を…見てみてよ。真奈美ちゃん』

このピアノを弾いている人こそ、
この時間にここに来るように指定した
卯月肇弁護士その人で。

私達がラウンジに入って来たのが見えて
演奏を止めるとこちらに向かって歩いて来る。

『卯月先輩…見事な演奏でしたね』

「昔、親に習わされてたからね…
暇つぶしに弾かせて貰ってたんだよ。
こっち…、座って」

こっちだと言われて案内された先の
お店の奥のあるテーブルには、
飲みかけのワインの入ったグラスと
食べかけのおつまみが置かれていて。

ここで卯月が一人で飲んでて
気まぐれの様に
ピアノを演奏しに席を立ったままの
状態にテーブルの上はなって居た。

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