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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第24章 『成田景子の夫からの依頼』
「まぁ…そっちはね…仕方ないけど
今の所…実年齢よりは若いって、
人間ドックとかでは言われてるみたい…。
やっぱり…ずっと…今のままって
言うのも…無理なのは分かるけど
やっぱり、健康で居て欲しいし……」
そう言いながらも…、先月に
ここの引っ越して来た夜に
この窓に手を付いて、
立バックでした時の事を…
嬉しそうに話をしてくれて。
何だかんだと言っても、景子さんは
ご主人…ラブ…だよなぁと…思いつつ。
「んん~、美味しいっ~。
沢山運動した後だから、
朝から何も食べてなかったし…
仁君のオムライス、凄い…美味しいっ…」
『そうですか…、それは良かったです…
とりあえず、食べたら出掛けましょうか』
「あら、今日はデートのプランなのね?
わかったわ、準備して来るわね」
景子が準備をしている間に、
仁が後片付けをして。
今日の依頼は、美幸さんと
一緒に出掛ける機会が減って
寂しそうにしてる景子さんと
デートをして
楽しませてやって欲しいって
そんな感じの依頼だから。
神戸の街も12月に入って、
クリスマスの色に染まっているから。
景子さんと…ちょっと早めの
クリスマス気分が味わえる
デートでもしようかなって考えている。