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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第30章 『公開処刑の前日』

真奈美ちゃんが教えてくれたから
ここで待っていただけで、
予約の時間の10分前に来店した
田中さんは時間前に来た自分を
出迎えてくれた事に驚いていて。
『そろそろ…お越しになる頃かと…
思うと…、楽しみで仕方なくて…』
と…僕が田中さんに営業トークを
本舗の中に田中さんを
エスコートしながらしていると。
パソコンに向かっていた真奈美ちゃんが
こっちに突き刺さるほどに鋭く
凍ってるんじゃないって位に
冷たい視線を…向けて来ていたんだけど。
そのまま…真奈美ちゃんの前を
田中さんの腰に腕を回して
エスコートしながら奥の
ヤリ部屋に案内して…。
テレビの前に置いてあるソファに
田中さんを座らせると、
メニュー表を見せて
飲み物を何にするか選んで貰った。
『美穂さんは…何が良いですか?』
身体をソファに座って
密着させたままで、
田中さんのも耳元に囁き掛けた。
『それに…、今日は
いつもの施術室じゃなくて
こっちなんですね…。
時間も…いつもより長いし…。
今日は…長く…美穂さんと一緒に
過ごせて…僕は嬉しいです…』
僕は田中さんにお仕事を
させて貰う時は…年下の彼氏を
ロールさせて貰ってる…。

