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第5章 突然の別離

　ふいに義母がワッと泣き出した。



「何という血も涙も亡い嫁なの。おお、吾子や、ハソンや、可哀想に」



　義父は鬼のような形相で怒鳴った。



「非業の死を遂げた良人を悼む心が欠片ほどもないとは、聞いて呆れる。孫家のご両親は一体、娘にどういう教育をしたのだ？」



　義母が冷え切った声音で宣言した。



「ここへ参るが良い」