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第5章 突然の別離

　義母が後ろ手にしていたのは、これだったのかと悟る。義母は細い鞭を持っていた。どうやら、隠していたようだ。



　雪鈴が動かないのを見てとるや、更に声が尖った。



「疾くここに参れ」



　金切り声を聞いて、この場はもう従うしかないと覚悟を決めた。



　義母が顎をしゃくる。



「これから私がその腐りきった性根を叩き直してくれる」