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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第26章 飛天の舞
 雪鈴が淹れた茶を湯飲みごと差し出すと、王は嬉しげに顔をほころばせた。



「そなたの淹れる茶は極上だ」



 雪鈴は淡く微笑み、自分も湯飲みを手のひらに包み込む。



「お褒めに預かり、光栄です」



 王は味わうかのように、ゆっくりと茶を飲んだ。
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