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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜
 けれども、ささやかな抵抗は最初だけだった。初めの中はまだ胎内(なか)が慣れず痛がって嫌がった彼も次第に慣れていった。




 もとより桂花だけではない、賛にせよ男を相手にした経験はないのだ。かつて東宮殿の複数の若い女官に夜伽をさせたから、女の抱き方なら知っている。が、相手が同性となると、まったくのお手上げ状態だ。
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