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第41章 それぞれの想い

　桂花はしばし茫然とし、取り繕うように言った。



「私はー無理なんてしていません」



　まったく感情のこもらない声音は、彼の心の真実は別にあると語っていた。



　賛は桂花に近寄り、膝上のその小さな手に自らの手を重ねた。



「誤解してくれるな。そなたには未来永劫、私の側に居て貰わねば困る。その上で、私は話している。そうだな、そなたは私の妻ではなく、生涯を共に歩く伴侶(パートナー)だ」