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第41章 それぞれの想い

　賛が小さく笑った。




「世間では妻を伴侶ともいうから、私の話すことは所詮、詭弁を弄しているのかもしれない。さりながら、桂花、私は伴侶とは、もっと大きな意味で考えている。さしづめ、人生を共に生き抜く相棒とでも呼べば良いのか」



　桂花の桜色の唇が震えた。



「邸下、何故いきなり、そのようなことを仰せなのですか」