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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第41章 それぞれの想い

本来の男としての人生を完全に断念することができなかった。誰が彼を責められよう?
元々、桂花に女性になりたい願望はなかった。ただ女装したいというだけで、中身はごく普通の男なのだ。王妃は若い二人のために良かれと思って桂花に選択を迫ったわけだが、結果として桂花は追い詰められてしまった。
確かに王妃のなしたことはある意味では、正しかった。あの時、桂花が女として生きるのを選択していなかったら、二人は別れるしかなかった。今こうして共にいられるのは、王妃が授けてくれた知恵のお陰でもある。
元々、桂花に女性になりたい願望はなかった。ただ女装したいというだけで、中身はごく普通の男なのだ。王妃は若い二人のために良かれと思って桂花に選択を迫ったわけだが、結果として桂花は追い詰められてしまった。
確かに王妃のなしたことはある意味では、正しかった。あの時、桂花が女として生きるのを選択していなかったら、二人は別れるしかなかった。今こうして共にいられるのは、王妃が授けてくれた知恵のお陰でもある。

