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ローズ・ガーデン
第1章 prologue
あれは、初めて家族でローズガーデンを訪れた時のことだった。
幼い私は、素敵な薔薇のお庭に心を奪われワクワクしたのを昨日の事のように覚えている。
そう、絵本の中の世界のように幻想的な景色に溶け、彼は王子様に見えた。
そして私を見てニッコリ笑って
『ようこそ(微少)ちっちゃなお姫様』
と足元にかしずき手を差し伸べながら言ってくれた。
幼い私の心を奪うのにはそれだけで十分だった。
そして15歳になった今も彼は私の心を捕らえて放さない。
見ているだけの恋はもうやめようと決心した。
幼い私は、素敵な薔薇のお庭に心を奪われワクワクしたのを昨日の事のように覚えている。
そう、絵本の中の世界のように幻想的な景色に溶け、彼は王子様に見えた。
そして私を見てニッコリ笑って
『ようこそ(微少)ちっちゃなお姫様』
と足元にかしずき手を差し伸べながら言ってくれた。
幼い私の心を奪うのにはそれだけで十分だった。
そして15歳になった今も彼は私の心を捕らえて放さない。
見ているだけの恋はもうやめようと決心した。