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ローズ・ガーデン
第2章 告白(愛桜編)
今日は2月14日。
バレンタインデーだ。
私は朋樹さんに電話をした。
トゥルートゥルー…
3コールで電話に出る。
『もしもし…』
あっ朋樹さんの声だ。
『もしもし、朋樹さん、今お話ししても大丈夫?』
『あーちゃん。
大丈夫だよ…どうしたの?』
『うん…あのね…会って話したいことがあるの。
仕事が終わってから会って貰えませんか?』
『あぁ、大丈夫だよ…じゃ、食事でも一緒に行こう。
祐樹には言っておくよ。
後で会社においで…』
『ありがとう!朋樹さん!』
電話を切って、私は朋樹さんの会社に向かった。
今日はバレンタインだから自分の気持ちをしっかり朋樹さんに伝える決心をしてきたのだ。
この10年、何度となく朋樹さんに(好きだ)と伝えてきた。
でも彼はいつでも子供の戯言だと本気にはしてくれなかった。
真剣に言ったのに、相手さえしてくれない。
今日は覚悟をしてきた!
今までとは違う…。
駄目だったら朋樹さんへの気持ちに鍵をして胸の奥にしまおうと思った。
たぶん忘れることが無理なことは十分に分かっていたが、辛すぎる今から逃げたかった。
バレンタインデーだ。
私は朋樹さんに電話をした。
トゥルートゥルー…
3コールで電話に出る。
『もしもし…』
あっ朋樹さんの声だ。
『もしもし、朋樹さん、今お話ししても大丈夫?』
『あーちゃん。
大丈夫だよ…どうしたの?』
『うん…あのね…会って話したいことがあるの。
仕事が終わってから会って貰えませんか?』
『あぁ、大丈夫だよ…じゃ、食事でも一緒に行こう。
祐樹には言っておくよ。
後で会社においで…』
『ありがとう!朋樹さん!』
電話を切って、私は朋樹さんの会社に向かった。
今日はバレンタインだから自分の気持ちをしっかり朋樹さんに伝える決心をしてきたのだ。
この10年、何度となく朋樹さんに(好きだ)と伝えてきた。
でも彼はいつでも子供の戯言だと本気にはしてくれなかった。
真剣に言ったのに、相手さえしてくれない。
今日は覚悟をしてきた!
今までとは違う…。
駄目だったら朋樹さんへの気持ちに鍵をして胸の奥にしまおうと思った。
たぶん忘れることが無理なことは十分に分かっていたが、辛すぎる今から逃げたかった。