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ガトーフレーズ
第4章 mousse
なぶられ、転がされた乳首は、
舌先が離れるたび、もっと舐めて欲しいというようにツンと元の形に戻り、舐められるのを待っていた。

男は、莉乃を大きな鏡の前に連れていった。
鏡にうつる、胸を露わにしてよがる、はしたない自分の姿。

首筋を舐められながら、乳輪をなぞなれ、もどかしさに悶える淫らな女の姿。

「……あ……」

(もっと、おっぱい……ペロペロしてほしい……)
そんな思いをこめて、鏡の中の男を見つめる。
とろんとした焦点の定まらない目……これは、本当に私なの?

男はいとおしげに乳首を撫でたあと、ひくひくと淫靡に震えるそれを、ねっとりと舐め上げた。
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