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もう奴隷のように犯されるのはイヤ…
第17章 【会社の後輩が玩具になりたいと言ってきて…】





えっ?
呼ばれてついて行くと、今さっきまで私とカオリが会っていた場所に通された
顔が強張らないように冷静さを装う
ベルトが緩いのか、定位置になってないのか、
部長はよくベルトを持ち上げて出っ張ったお腹を揺らしてる


「すまんな、仕事中呼び出して、この前のプロジェクトも中西のお陰で大成功だったしな」


「いえ、そんな事はないです、チームの皆が個々に頑張ってくれたお陰ですから」


「これからも頼むわな?色々と」


「……?はい」


カチっと鍵を閉められた
え?なんで?
奥の資料棚に行き、ファイルとファイルの間に手を伸ばす部長
後ろからそれを見ていた私はハッとして、身体が硬直した


「随分と仲良いみたいだな、古川さんだっけ?可愛がってるんだなぁ~」


部長が手にしてるのは小型カメラ
赤い光が点滅してる
ずっと、撮ってた……?今も……?


「どういう事ですか?」


「まぁ、とぼけなくて良いって、全部見てたよ」


ニヤニヤしながら私を見る部長の目が据わってるような気がした
追いかけ再生して見せてくる


「ほら、よく撮れてるでしょ?うわ〜マンコ舐めさせて潮吹いてんじゃん、何度もイクイク言ってさぁ〜君らレズビアン?そういう子増えてきてんのかな?」


紛れもなく、私たちが交わってるところも全部撮られていた
全く気付かなかった
酔いしれて見えなくなっていたのか


「俺の目は誤魔化せないよ?2人時間ズラして居なくなってたよね?最初は何してんのかな〜って思って跡つけたんだよ、そしたらさ、同じ部屋入ってアンアン聞こえたからさ、そりゃ撮るしかないだろって、証拠つきつけて問い詰めてやろうってさ」


目眩がした
逃げ道がない


「パワハラだって訴える?この証拠品出して全部洗いざらい君たちの事曝け出すことになるけど……どんな目で見られるんだろうなぁ?会社に居られなくなるよな?まだ偏見ばかりの世の中だ、味方なんてつかねぇよ、居場所なくなって自主退職するかもなぁ、古川さん」


「それは……」


ダメだ、何も言い返せない
カオリが辞める…?そんなの絶対にダメ
優秀な人材なの
私たち次第で出世頭になると思う
そんな若い目を摘むなんて事はしてはいけない
こんな事で……カオリの将来を……





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