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第7章 切恋

優が電話に出る…話の内容から仕事の話だろうと思った。

しかし、すぐに優が動揺をし始めた。

「どうした？急に泣くなよ…」

泣く？何？何を話しているの？

「ミスは誰にでもあるだろう…」

優の言葉を聞き、相手がミスを気にしてると分かった。

美和をなだめ、電話を切ると、深いため息をついた。

「仕事、大変なの？」

「あぁ、でも俺の出来る事はしてきたから大丈夫！寝てたんだな・・・
　俺も、風呂入って来る・・・」

メイクを落とした栞奈の顔を見ると顔色が悪いのがすぐに分かった。

「栞奈、具合、悪いんじゃないのか？顔色悪いぞ・・・」

「大丈夫、心配しすぎよ・・・」

「今日は早く休め、明日も具合悪そうなら出かけるのは無しだぞ！」

栞奈の頭を撫で、優はお風呂へ向かった。

少し座り、亨の事を考えた。

『立花君、元気にしてますか？どうか幸せになってください』