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禁愛
第7章 切恋
家に着き、お風呂の準備をする…。

リビングに戻ると、優がソファから手招きをした。

隣に座ると、優がキスをしてきた。

次第にキスがディープになっていった。

『いや…そんな気分になれない…でも、断ったら…優を傷つける』

優は強く抱きしめた。

「栞奈、マジで痩せたな…大丈夫か?」

「うん…大丈夫」

「今日はキスだけにしよう、栞奈も疲れてるだろ…無理させたくないしね」

「えっ?ありがとう…」

優の気遣いに、心が苦しくなった。

「でも、こうしてて良い?」

優が栞奈を抱きしめた。

「うん・・・」


しばらく、抱きしめていると優を口を開いた。

「明日、どこ行きたい?」

「うーん、どこ行こうねー」

「買い物?遊園地?それとも映画?」

「買い物が良いかな…」

二人は買い物に行くことにした。

久しぶりの我が家で、落ち着いたのか、栞奈がお風呂から上がって来ると

優はソファーで寝ていた。

少しの間、複雑な気持ちで優の寝顔を見た。

『優…ごめんね』

その時だった、優の携帯がテーブルの上でマナーモードのバイブが震えた。

『こんな時間に仕事かな…』

優に携帯を渡そうと携帯を手に取ると

画面には美和と表示してあった。

栞奈の胸の奥がキュッっとなる…

「優…起きて…電話だよ」

優の体を揺すり、優を起こした。
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