この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁愛
第7章 切恋
亨の前を通り抜けようとした時、

亨は栞奈の腕を掴んだ。

優は前を向いているのでその様子は分からなかった。

「栞奈・・・どうして?」

亨は旦那に聞こえないように言ってきた。

腕は掴んだまま、優がいつこちらを振り向くか分からない状況で…

栞奈は無言のまま俯いたままだった。

亨は掴んでいた腕を離し、

「もう一度話がしたい…」

その時、優が振り向き栞奈はビクッとする。

「このベッド良い感じじゃない?」

「う・・・うん」

「これってダブルありますか?」

亨は、笑顔を作り

「えぇ、ございます」

っと返事をした。

「栞奈、どう?」

「うん…」

「どうした?具合悪い?」

「少し…疲れちゃったみたい」

栞奈はその場から逃げたかった。このまま亨の顔を見ていたら

涙を堪えきれない…。ここで泣いたら優は心配するし、困惑するだろう…。

「大丈夫?今日は、とりあえず帰るか」

「うん」

「すみません。また次の休みにでも来てみます」

「かしこまりました」

亨は丁寧にお辞儀をした。

『立花君、ごめなさい…』

亨は一階まで見送りに来た。

店を出る時、優が

「すみません、トイレ貸していただけますか?」

「えぇ、どうぞそちらにございます」

「栞奈、少し待ってて、ごめんすぐ戻るから」

「えっ・・・えぇ」

優はトイレに向かった。

亨と二人きりになる栞奈は体の震えが止まらなかった。

「栞奈、俺は納得できない…頼むからもう一度話したい」

栞奈は顔を俯いたまま何も答えない…。

亨は栞奈の腕を掴みトイレから見えない位置に連れて行った。

「立花君…ごめんなさい…これが一番お互いにとって良い事なの・・・
 お願い、分かって」

「わかんねぇよ・・・」

亨は栞奈に無理矢理キスをした。

「やめ・・・旦那が・・・」

それでも、亨は栞奈を強く抱きしめキスをやめない。

『お願い、キスしないで…お願い…』

/248ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ