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禁愛
第8章 突然の訪問
美和も起きてきて、3人で朝食をとるが栞奈は食欲がなく

あまり食べなかった。

「まだ、体の調子悪いのか?」

「ううん。大丈夫よ・・・」


最近ちゃんと食事をとっていない。

自分でも最近体調が優れないのが分かっていた。

少しゆっくりすると、優と美和は出勤していった。

「終わった…疲れた…」

やっと美和が帰ってくれて…ほっとしていた。

もう…関わりたくないなぁ。

「仕事…行きたくないなぁ…でも行かなきゃ…」

気持ちを奮い立たせ仕事に行った。

仕事をしていると、本当に嫌な事を忘れられる。

仕事を誘ってくれた和歌子に感謝していた。

休憩中和歌子は、昨日の事を聞かれ、栞奈は

「少し、変わった人だったけど、大丈夫だったよ」

「そうかぁ、無事に終わって良かったね」

和歌子に本当の事を言ったら…凄い勢いで優に怒りそうなので

和歌子には言わなかった

「でもさ、栞奈も恋してるんだし、良いかもね」

「恋…」

「そうよ、立花さんに恋してるじゃない、最近会えて無いの?」

「う・・うん」

栞奈はいつか言わないといけないと思っていた。

しかし、今言えば糸が切れたようになってしまうと思い、

『和歌子・・ごめんね』

栞奈は和歌子に言いだすことが出来なかった。
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