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禁愛
第9章 気持ちの変化
「この辺、ビジネスホテルあったっけ?」

「無いわよ…」

「どうすっかな…」

「泊めて…怖いし…」

優は栞奈の言ってた事を思い出し、断ろうとした。

「いや…それは」

「だって、ホテル無いし電車も無いのに…」

優は困ったが、仕方なく泊める事にした。


『参ったな…まぁ一日だけだし…仕方ないな…』

部屋に着き二人はコンビニで買ってきた夕飯を食べる…。

夕飯を食べ終えると、

「ねぇ、お風呂貸して…」

「風呂?入るの?」

「当たり前でしょ!下着はコンビニで適当に買ってきたし
 ジャージでも貸してくれればそれで良いわ」

「あぁ…」

優は、ジャージとタオルを貸し浴室に案内した。

美和がシャワーを浴び始める音が聞こえ…優は栞奈に電話を掛けようと
したが、余計な心配をさせたくないと思い電話をするのをやめた。

優がビールを飲みテレビを見てると美和がシャワーから上がってきた。

「良いもの飲んでるじゃん!私にもちょうだい!」

「冷蔵庫に入ってるから勝手にどーぞ…俺も風呂入ってくるから」

「了解ーー!」

美和は、冷蔵庫を開けビールを飲み始めた。

優は一応携帯を持って浴室に行った。

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