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禁愛
第9章 気持ちの変化
優サイド…。

優は、残業ではなく会社の上司と美和と共に飲んでいた。

電話をしたかったが、中々上司の話が終わらず、電話を掛ける事が出来なかった。

やっと、解放され居酒屋を後にし、会社が用意してくれた

マンスリーマンションへ帰る途中…

さっき別れた美和から電話が着た。

「どうした?何かあったのか?」

「それが…後ろから変な男がついてくるの…怖くて」

「今、どこ?」

「もうすぐ駅なんだけど、公園通るから怖くて」

美和の怯えた声に優は心配になり、駅の方向にむかって進んだ。

「公園通らないで人気の多い所行けよ…」

「それが、ここ近道なのよ…こんなに遅くなると思ってなかったから
 近道しないと終電に間に合わないの…」

「良いから、人気の多い所を歩け、今から行くから
 電話切るなよ」

「分かった」

美和と会話をしながら、優は少し急いだ。

コンビニに入ったと美和が言ったので、優は公園の近くのコンビニに入った

そこには立ち読みをしている美和が居て、優の顔を見ると

近寄り腕を組んできた。

「おい…大丈夫か?」

「早かったね…ごめんね」

「急いで来たから…男は?」

「コンビニに入ったら居なくなった…」

「そうか、良かった」

優は缶コーヒーを買いコンビニを出た。

「大丈夫そうか?」

「うん…」

「駅まで送るよ」

「もう、終電行っちゃったわよ…」

優は先ほど美和が言ってた事を思い出した。
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