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禁愛
第10章 大阪…
それから、少し経ち…

優からは毎日電話で話をしていた。

今日の夜も、優から電話が着た。

「もしもし・・」

「あぁお疲れ…」

優の声が鼻声だった。

「風邪引いたの?」

「あぁ、少し…ダルイかな」

「声が鼻声よ…大丈夫?熱は?」

「計ってない…でも、体だるくなって来たから熱あんのかな」

優は電話で話してるのも辛そうな感じだった。

早く休むように言い、電話を切った。

『大丈夫かな…辛そう…ご飯食べてるのかな…』

栞奈は心配になり、和歌子に電話を掛けた。

「あぁ、和歌子…あの、お願いがあるんだけど…」

「どうしたの?」

「明日から少し休みもらえない?」

「良いけど、どうしたの?」

優が体調を崩したと伝えると快く休みをくれた。

「たまには、会ってきなさいよ!」

と和歌子が言い。電話を切った。

栞奈は急いで新幹線の時刻を調べ、午前10時頃に着く新幹線に乗る事にした。

それから、荷物をまとめ、明日行く準備をした。

この日は早くベッドに入り、眠りについた。

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