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禁愛
第10章 大阪…
翌朝、栞奈は起きると出かける準備をし、冷蔵庫を開けた

一人の冷蔵庫は何も入って無いため、悪くなるようなものは特に無かった。

戸締りをし、家を出た。

駅までのタクシーの中

栞奈は新婚当時を思い出していた。

『昔、風邪引いて寝ていた優を必死に看病したなぁ…普段風邪とか引かないから
 いざ、引くと優…結構ひどいんだよね…栄養のある物作ってあげなきゃ…』

栞奈は、優にメールを送った。

(おはよう、風邪は大丈夫ですか?)

優からはすぐに返信が着た。

(今日は、仕事休んだんだ…栞奈も風邪引かないでね)

優には行くことを伝えてなかった。

なぜなら、きっと無理をして掃除などをすると栞奈は思ったからだった。

駅に着き、新幹線に乗る…。

少し長い時間の為、栞奈は雑誌を読み、時間を潰した。
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