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第10章 大阪…

「栞奈…俺じゃダメか？」

「・・・・・・・」

亨を忘れ、一回はちゃんと優に向き合い愛して行こうと決めた。

しかし、その気持ちは変わろうとしていた。


しばらく沈黙が続き…。亨に抱きしめられながら栞奈は何も考える事が
出来ずに居た。

「立花君…ごめん…送ってってくれるかな…」

「分かった・・」

体を離し。車を走らせた。

1時間くらい走り、栞奈を喫茶店まで送り届け

二人は別れた。