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禁愛
第11章 衝撃の告白
優は、亨に栞奈をよろしくお願いしますと言い…

部屋を出て行った。

栞奈は複雑な気持ちだった。

「立花君…私はどうしたら良いの?…もう分からない…」

「何も考えなくて良いよ…今は、何も考えなくて良い…」

そういうと、栞奈の手を強く握った。

栞奈は、泣くことなく…ただ無言で窓の外を見ていた。

しばらくして、亨は仕事に出かけた、夜また来ると言っていた。

そして、栞奈は病室で一人きりになり…

不安で仕方なかった…。

優から離婚を切り出されるなんて思っても居なかった。

自分に子供が居れば…何か変わっていたのかなど色々考えた。

優に子供が出来た…。それは私の子供じゃない…。

「優…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」

その時…部屋の扉をノックする音が聞こえた。

涙を拭い…返事をした。

中に入って来たのは、一度帰ったはずの優だった。

「どうしたの?」

「家に居ると、栞奈の事ばっかり考えるんだ・・・」

「優…彼女と産まれてくる赤ちゃんを愛してあげて…あなたなら出来るわ
 きっと二人とも愛していける…」

優は栞奈を抱きしめ泣いた。

栞奈は泣かず、優の背中を擦り慰めた。

「ねぇ、優、明日には私退院出来るみたい…あなたはいつまで東京に居られるの?」

「一週間は休暇を取って来た」

「そう…じゃぁ明日から大阪に戻る日までずっと一緒に居ましょう…
 夫婦として最後まで一緒に居たいの…」

「分かった…」

優の腕はとても暖かく栞奈を包んだ。

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